2009-08-02 共産党員・支持者の皆様へ [2009総選挙]

投票日まであと28日。

是非民主党へ投票してくださるよう、お願いいたします。
特に小選挙区は共産党への投票はほぼ全て死に票でしょう。
自公政権への批判票を野党第一党に集中させ、世の中を少しだけでも良くしましょう。

昨日も書きましたが、私は30年来の「熱烈な共産党支持者」です。
大小いろいろ問題はあるにせよ、共産党の政策は日本の政党中最善と今でも考えております。
(但し、組織原則であるレーニン主義的な民主集中制は最悪、唾棄すべき)
でも、共産党≪指導部≫の誤った選挙対応
(「確かな野党」と自尊、他野党を蔑視、小選挙区に勝てる見込みのない候補を立て、
自公を手助け。自民党政治を忌避する国民の気持ちを全く理解できない)
にはずっと前からあきれております。

都議会選大敗を受け、志位委員長は「建設的野党」、「是々非々で民主と連携」と言い出しました。
しかし、その直前まで、民主を自民と同一視して来たことの自己批判は一言もありません。
選挙敗北の都度のことですが、引責辞任もありません。

これでは国民の心に響くわけもなく、総選挙も敗北の可能性が高いでしょう。
残念ながら京都1区以外の小選挙区では共産党当選の可能性はないでしょう。
少しでもましな政権の為に、死に票にせず、民主党への投票をお願いいたします。


共産党は、民主党の鳩山代表や小沢前代表の政治献金問題、金権体質を問題にしています。
私も良くないことだと思います。

しかし、よく考えてください。
なぜ、選挙が近いこの時期に、検察やマスメディアが問題にするのか? 
しかも、小沢前代表と同じことを二階氏など自民党の多くの政治家がやっているのに、
殆ど問題にしない。秘書の逮捕もない。
あろうことか漆間巌官房副長官が、自民党からは立件できない、などと言う。
麻生首相も、逮捕されたんだから、(犯行を)やったんでしょう、などと言う。

おかしいじゃないですか。
反対党派の政治家を形式犯(従来は政治資金報告書を訂正することで決着していた)で捕まえ、
政権党の政治家は見逃す。
法の下の平等に反しています。三権分立にも反している。
選挙向けに民主党のマイナスイメージを振りまいているのです。政治的な弾圧です。

思い出してください。
かつて共産党も同様な攻撃を受けました。
マスメディアや国会で宮本顕治氏の「治安維持法違反(スパイ査問)事件」を取り上げられたり、
(当時、社会党成田委員長は、目前の政治課題から国民の目をそらせ遺憾、政治反動、と談話を発表。
あの頃、社会党は部落解放運動をめぐって共産党と対立していたけれども、
成田氏は自由と民主主義を擁護する立場に立った。
今共産党は、その立場になぜ立たないのですか?)
共産党の選挙ビラを全戸配布していた運動員を警察が住居不法侵入で逮捕・起訴したり、
神奈川県警が緒方氏宅を盗聴したり、
赤旗の販売収入をあたかも他党の政治資金と同じようにマスメディアが報道したり、
共産党も弾圧されました。
もっと昔、戦前、流行りの「蟹工船」の著者、小林多喜二も特高に虐殺されるなど、
過酷な弾圧がありました。

今はそれが、野党第一党で勢いがある民主党に向かっているのです。
権力政党と検察官僚が連携して、政権交代を妨害しようと卑劣な手段を使っているのです。
民主主義の危機ですよ。

国民新党の亀井静香代表代行はそのことを鋭く指摘しておられます。
もちろん亀井氏の発言には、小沢氏との盟友関係とか、ご自分の党を目だ立たせたいとか、
様々な思惑もあるでしょう。
でもそんな瑣末事を超えて、自由と民主主義を擁護する発言であることも事実です。

かつて弾圧の被害をこうむった共産党であるからこそ、真っ先にそのことを指摘して欲しかった。
実際にやったことは、自公と同レベルで小沢氏を攻撃し、わが党こそは企業献金を受けない
清潔な党ですという宣伝。
確かに企業献金は問題で、共産党が最も清潔であることも事実です。
しかし、今それに焦点を当てれば、より一層重大な問題(自由と民主主義が攻撃され
危機に瀕していること)が、覆い隠されてしまう。

もちろん自公はそれを狙っています。
共産党までが民主党を攻撃したので、自民公明や検察はほくそえんでますよ。
≪指導部≫はそんなことも分からないのでしょうか?
私は悲しい、とっても残念です。
結果的にであれ、共産党がその片棒を担いだことは、NETでも批判されているんですよ。

残念です。
私が支持する共産党はこんなバカな政党じゃなかったはずだ。
何でこんなことも分からない政党になってしまったんだ?
誰の責任なんだ?

正直、このような文章をUPするのは、辛い、悲しい、やりきれない。
今でも共産党に愛着があります。
しかし誰かが言わないと、或いは誰が言っても、党の指導部は本質的には変わらないのです。

ですから皆様、共産党に入れようとする票を民主党に入れてください。
宜しくお願いいたします。

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